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皮膚外来

当院長は日本皮膚科学会皮膚悪性腫瘍指導専門医として、今まで皮膚癌の治療や皮膚外科を専門に大学病院等で診療してきました。
大病院では大きな手術を手がけてきましたが、これからは町の皮膚科医としての皮膚外科を行ってまいります。

皮膚外科での主な治療内容

皮膚腫瘍の診断
ダーモスコピーという特殊な拡大鏡は皮膚腫瘍の色素パターンを綿密に観察することができ、ほとんどのものはその所見で良性か悪性かを判断できます。特に足の裏のほくろの診断には非常に有用です。
ダーモスコピーで確実に良性と言い切れないような場合には、皮膚生検を行い病理検査で診断します。当院では病理診断を堺町御池病理診断科クリニックに依頼しています。堺町御池病理診断科クリニックの原田大輔先生は、京都大学の病理部で皮膚病理の権威である真鍋俊明先生の下でお仕事をされている専門家です。ダーモスコピーと信頼できる病理医の診断により、より正確な診断を目指します。


皮膚腫瘍の治療
クリニックでの皮膚外科は、難しい手術を要求されるのではなく、気軽に受けられることを求められます。
メスを使って切除しきれいに縫合する、という手術はもちろんいたしますが、ほくろに対するくり抜き法、粉瘤に対するへそ抜き法などの手術もしております。
また、サージトロン(高周波メス)、冷凍凝固法などを用いた皮膚腫瘍の治療法もあり、簡便できれいな結果が得られています。
患者さんにお願いなのですが、血が止まりにくくなるようなお薬を飲んでいらっしゃる場合には、必ず事前にお知らせください。


ほくろ
ほくろに関しては、見た目を気にするという問題と悪性ではないかと心配する問題があります。
良性のほくろのことは医学用語では色素性母斑と言います。そして悪性の場合は、悪性黒色腫もしくはメラノーマと呼ばれます。
ほくろの治療に関しては、まずは確実な診断と、切除したほくろは病理検査で調べるということを基本にしたいと思います。
手術方法に関しては、大きいものは紡錘形に切って縫合する方法を、小さいものに関しては丸く打ち抜くように切除するか(くり抜き法)、サージトロンで削ぎ落とすように切除します(その場合は、自然にニキビの跡形くらいに治ります)。
ほくろの細胞は真皮層の深さにあるので、冷凍凝固法で治療するのはあまり適当ではありません。


粉瘤
粉瘤はアテローマとも呼ばれます。毛穴などのところで表皮層が裏返って皮膚の下で袋状となり、中には角質が溜まって大きくなる皮下腫瘍のことです。
必ずしも手術しなければいけないものではありませんが、ときどき炎症を起こして赤く腫れあがることがあるので、適当な時期に切除した方がよろしいでしょう。
手術方法は紡錘形に切って袋ごと摘出し縫合するという方法が一般的ですが、「へそ抜き法」という方法なら、その場で簡単に行うことができます。「へそ抜き法」は、粉瘤の中心に4mmくらいの穴を開け、そこから袋の壁と内容物を取り出す方法です。縫合は行わずにニキビの跡形くらいにまで治ります。
ブログに詳しい説明が書かれていますので、ご覧ください。


脂漏性角化症
脂漏性角化症は、「年齢変化によるしみ」と呼ばれたり、「年齢変化によるイボ」と呼ばれたりします。これは隆起が無く茶色い色素斑の段階なら「しみ」、隆起してきた場合には「イボ」と呼ばれたりします(ただしウイルス性のイボとは別です)。
脂漏性角化症は手術で取るという選択もありますが、表皮層が上方に増殖しているだけで、病変は深い方向には増殖していないので、連騰凝固による手術や、サージトロンで表面を削ぎ落として治す治療が簡単です。切るだけが「皮膚外科」ではありません。
ちょうど、「しみ」タイプの脂漏性角化症を冷凍凝固で治療した例をブログにUPしているので、紹介しておきます。


陥入爪、巻き爪
陥入爪は爪が爪横の皮膚に食い込んだ状態で、巻き爪は爪が筒のように巻いてしまった状態になることです。その両方が合わさった状態もあります。
私も10年以上前には、皮膚に食い込んでいる爪の横の部分を切除してしまう手術方法をしていたのですが、爪の横の部分を取ってしまうと縦方向に爪が巻いてしまうなどの新たな爪変形を起こしてしまう可能性があると指摘されるようになりました。そのため、現在はワイヤー療法を中心として、様々な保存的治療を用いています。
巻き爪にはワイヤーによる矯正が非常に有効ですが、VHO法とマチワイヤ法があり、当院ではどちらでもできますが、主にマチワイヤ法を用いています。その他、コットンパッキング、テーピング法、人工爪、ガター法などを症状に応じて使い分けています。
マチワイヤ法による治療をブログにUPしているので、紹介しておきます。